これまで、観光というと、旅⾏会社や宿泊施設・観光施設など⼀部の産業側の論理から考えられがちでしたが、観光まちづくり学科では、観光に値する多種多様な資源を有する地域を主体とした観光の在り⽅を追究することが⼤きな特⻑です。地域を取り巻く内外の環境変化と課題を理解し、地域の魅⼒を再発⾒し、磨き上げ、地域経済の活性化へとつなげていく、“観光まちづくり”の⼿法を実践的に学びます。
もうひとつの特⻑が、⽂系と理系の垣根を越えて学べることです。これからの“観光まちづくり”では、統計やデータを活⽤しながら、⾃然、歴史や⽂化、公共政策や⾏財政、都市計画、事業マネジメントなどを俯瞰し、各分野の⼈々と協働する⼒が求められます。そこで本学部は、将来を⾒据え、⽂系と理系の垣根なく科⽬を柔軟に選択できるカリキュラムと、少⼈数単位で分野横断的な共同作業を⾏うフィールドワークを学びの柱としています。
観光学部では、観光や交流を通して持続可能な地域の形成及び振興に関する学問的な基盤を構築し、豊かな教養と学識をもち、地域社会の再⽣、活性化及びまちづくりに貢献できる⼈材を育成することを⽬的としています。
特にまちづくりの現場では、分野横断での作業が必要不可⽋です。基礎技術を⾝につけるだけでなく、既存分野の壁を越えて能動的に学ぶ向上⼼を保持し、積極的に地域に働きかけようという展望をもつ学⽣、特に観光やまちづくりに関⼼を有し、持続可能な地域社会の実現に向けて、多様な分野で活躍したいという意欲がある学⽣を全国から受け⼊れます。